バカでも分かる乙4

このサイトでは危険物取扱者試験の乙種4類の解説をしていきます。この試験は一般人や文系にはある程度難しいと言われていますが、しっかり勉強をすれば誰でも合格できる試験です。また少しでも「どうしてこうなるんだろう?」と思った方は"@tororo17ro"に質問していただければ答えますよ!!

第4類危険物について

 今回は第4類危険物について説明していきたいと思います。

 まずは分類からしていきましょう。

 

  特殊引火物:発火点が100℃以下、または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの。

  第1石油類:引火点が21℃未満のもの

  アルコール類:分子を構成する炭素原子が1-3個までの飽和1価アルコール。ただし含有量が60%未満の水溶液は含まない。

  第2石油類:引火点が21℃以上70未満のもの。

  第3石油類:引火点が70℃以上200未満のもの。

  第4石油類:引火点が200℃以上250℃未満のもの。常温で液状。

  動植物油類:動植物由来で引火性が250℃未満のもの。

 

  また、第1~3石油類は水溶性と非水溶性に分類できます。

  第1石油類

    •非水溶性:ガソリンなど

   •水溶性:アセトン

  第2石油類

    •非水溶性:灯油,軽油

    •水溶性:酢酸など

  第3石油類

    •非水溶性:重油,クレオソート油,アニリンなど

    •水溶性:グリセリンなど

 

  ここで覚えやすいポイントですが、油はだいたい非水溶性です。常識で考えれば当たり前ですね。

  これは大学受験レベルの化学の話なんですけど、深くまで知りたい方以外は知っておく必要はありませんが、水溶性であるアセトン,酢酸,グリセリンは分子構造にヒドロキシ基やカルボキシ基を含むので、水溶性があります。暗記でも全然問題に正解できますが、化学を学んでいる理系の方が有利になるゆえんだと言えますね。