第4類危険物について
今回は第4類危険物について説明していきたいと思います。
まずは分類からしていきましょう。
特殊引火物:発火点が100℃以下、または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの。
第1石油類:引火点が21℃未満のもの
アルコール類:分子を構成する炭素原子が1-3個までの飽和1価アルコール。ただし含有量が60%未満の水溶液は含まない。
第2石油類:引火点が21℃以上70未満のもの。
第3石油類:引火点が70℃以上200未満のもの。
第4石油類:引火点が200℃以上250℃未満のもの。常温で液状。
動植物油類:動植物由来で引火性が250℃未満のもの。
また、第1~3石油類は水溶性と非水溶性に分類できます。
第1石油類
•非水溶性:ガソリンなど
•水溶性:アセトン
第2石油類
•非水溶性:灯油,軽油
•水溶性:酢酸など
第3石油類
•水溶性:グリセリンなど
ここで覚えやすいポイントですが、油はだいたい非水溶性です。常識で考えれば当たり前ですね。
これは大学受験レベルの化学の話なんですけど、深くまで知りたい方以外は知っておく必要はありませんが、水溶性であるアセトン,酢酸,グリセリンは分子構造にヒドロキシ基やカルボキシ基を含むので、水溶性があります。暗記でも全然問題に正解できますが、化学を学んでいる理系の方が有利になるゆえんだと言えますね。